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福岡県立水産高校を卒業後、18歳の時から大分県別府市で竹職人を志し、今年で22年目になりました。初代、太田龍々斎、初代、渡辺竹清、二代目、渡辺竹清、三代に亘る145年の歴史、 技術を受け継いで、翡翠のような美しい籠を目指して、日々、精進、努力しています。  お客様からのオーダーメイドの竹バッグや竹籠の製作も承っています。 お気軽にお問い合わせくださいませ。
広島県のお客様から、市原華雲斎作の盛籠の修理の依頼がありました。

籠の裏には、華雲斎の銘が入っています。

DSCF8185.jpg




 

この盛籠は、お客様がネットオークションで落札した籠だそうです。

影のように見える黒い部分が問題です。お客様は、黒い部分は、影だと思って

落札したそうですが、籠が届いてから、驚いたそうです。

「でも、この籠とは、何かの縁があるのでしょう、元の美人に戻してあげてください」
と、お客様のお言葉です。

DSCF8180.jpg



 このように、原因不明の汚れが付いています。

DSCF8181.jpg


 籐巻きもこのように切れてしまっています。

DSCF8182.jpg


 籠の裏にもべっとりと汚れが付着しています。

DSCF8184.jpg


 この籠が家の工房に届いたのは、半年位前の事です。

切れた籐巻きの修理と、汚れを落とす修理をすることになっていました。

籐巻きは、そんなに大変なことではありませんが、問題は、籠の汚れです。

籠が到着してから、汚れを除去しようと、色々と試みてみました。

まずは、水拭き、洗剤。汚れはびくともしません。

そして、シンナー、テレピン油(漆をとく溶剤)これも効果なし。

そして、今に至ります。

この間、色々と汚れを落とす方法を考えていました。なんだかクリーニング屋さんになった気持ちです。

そもそも、なぜ、籠に、こんな汚れが付いているのか、理解に苦しみました。

汚れの成分は、調べたわけではありませんが、おそらく煤と油と何かの粉末のようです。


そして、ある日、汚れを落とす方法を思いつきました。

その方法ですると、汚れが落ちはじめました。

下の写真は、一部汚れを除去した所です。

DSCF8190.jpg


そして、こんなに綺麗になりました。

DSCF8502.jpg


縁竹には、こんなに綺麗な煤竹を使っていました。

DSCF8505.jpg

次回は、籐巻きや折れた竹部分を修理します。

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