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竹バッグ 煤竹,竹清バッグの制作 その1

中岩孝二

 竹清先生の作る煤竹のハンドバッグ。

世の中では『竹清バッグ』と呼ばれ、竹のハンドバッグの王様的存在ではないでしょうか。

竹清先生の弟子である私は、そう思っています。


 この煤竹のバッグを竹清先生の弟子である私が、引き継いで制作していく

ことになりました。竹清先生の網代編みに惚れ込み、20歳の時から、網代編みの職人として

師事して頂いた経験を生かして、竹清先生の名に恥じない作品を作っていきたいと思っています。

まだまだ、青瓢箪の私ですが、すべての力を出し切り、良いバッグを作っていこうと

思います。



 材料が完成し底編みをしています。煤竹特有の色艶、100年の歴史の色ですね。

DSCF5583.jpg

 煤竹、昔の茅葺き屋根の家で、100年に及ぶ歳月、煙で燻され続けて自然に着色された

貴重な竹。その価値は、一本、数十万円することもあります。

その色艶は、素晴らしく美しい。



 さて、この煤竹のハンドバッグを作るにあたって、私にとって、とても責任のある

重い仕事です。

それは、このバッグはただのバッグではないからです。

竹清先生の家は、三代続く竹細工の名家。初代は徳川幕府が崩壊した後、竹細工を

創めたそうです。145年の歴史をかさねてきて完成されているのが、

この煤竹のハンドバッグです。


 竹清先生からは、初代や二代目の話を多く聞かされてきました。

これから三代続く竹清先生の技術を継承していくことは、技術だけではない歴史も

受け継ぐことにもなるかと思います。


 竹清先生には、「これからはあんたが、煤竹のバッグを作って受け継いでくれ、わしを超えてくれ」

とまで言ってくださいました。

そのお言葉を聞いた時、なにかが、どしっと背中にのった気がしました。

 






 底編みが終わって、焼き鏝で立ち上げます。

煤竹なので、鏝の温度には特に気をつけます。丁度いい温度でなくては

煤竹は弾けて折れてしまいます。

DSCF5613.jpg



  煤竹バッグ




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Posted by中岩孝二

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